JETRO J-StarX @ Stanford / d.school
スタンフォード学生イノベーターコース 2期 & Design Thinking Bootcamp 44期
- JETRO J-StarX スタンフォード学生イノベーターコース 2期 採択
- Stanford d.school Design Thinking Bootcamp 44期 修了
概要
JETROの起業家育成プログラム、J-StarXスタンフォード学生イノベーターコースの2期生として、2024年8月から3週間シリコンバレーに滞在しました。US Market Access Center(USMAC)のブートキャンプとStanford d.school Design Thinking Bootcamp 44期を修了しています。私は、米国市場とデザイン思考を学ぶ目的で参加しました。
活動の記録
2024年の前半に、Alnilamを題材にして応募しました。
プログラム参加者・講師陣との集合写真現地の最初の週は、シリコンバレーの歴史とスタートアップ文化の講義が連日続きました。なぜこの土地から次々と企業が誕生するのか、投資家と大学と企業がどのように連関しているのかといった、日本で読んで理解していたつもりの生態系の話を、現地の講師から学び直すことから始まりました。
参加者・講師陣との昼食交流加えて痛感したのは、現地の講師陣が日本人を徹底的に研究していることです。例えば、何も言われずにA4用紙を渡された日本人は、ほぼ100%が縦向きに使用します。講義ではこうした行動を次々と先読みされ、手玉に取られる場面が何度もありました。その上で、日本語の「空気を読む」という言葉を引用しながら、君たちは空気を書き換える(Rewrite the air)人であれ、という指導を受けています。
ホワイトボードを囲み、事業モデルを分解する演習中盤では、Lean CanvasとValue Creationの演習に取り組みました。サンプルとして持参したAlnilamの事業モデルを分解しては再構築し、最終的に英語でValue Creation Thesisを書き上げました。
発表演習の様子終盤は投資家と向き合う週でした。“Investors Have Questions” と題された質疑の回では、想定外の角度の質問に何度も回答に窮しました。スライドを使わないノースライドピッチの練習を重ね、集大成として英語でのピッチを発表しました。このピッチの出来は、3週間の中でほぼ唯一と言ってよいほど、高い評価を受けた内容です。
ピッチの導入。3Dプリンタの比喩でAlnilamを説明
事業モデルを議論する演習
スタンフォード大学の回廊
d.school Design Thinking Bootcamp 44期の参加者・講師陣とd.schoolのDesign Thinking Bootcampは、プログラム中盤に受講しました。誰のどのような課題かを最初に固定してから開発するという手順は、日本で学ぶ設計の進め方とは全く別の視点に立つ思考方法です。この思考方法の訓練を演習で徹底的に受け、修了しています。
転機になった出会い
コワーキングスペースでの交流このプログラムで、後に株式会社ココリーチを共同創業する現CEOと出会いました。講義や演習で得たものと、ここで築いた人との縁は、同じ重みでその後の人生を左右しています。
Stanford d.school Design Thinking Bootcampの修了証得たものは3つあります。仮説検証を高速に回す事業設計の型と、英語で技術と事業を続けて語る度胸、そして共同創業者になる人との縁です。この3週間で、作れるか否かばかり考えてきた私に、誰のために作るのかを先に決定する習慣が定着しました。