Conexus → UNCHAIN

AIスタートアップへの初期メンバー参画

Conexus → UNCHAIN
期間
2024 – 2026

プロジェクト概要

AIスタートアップのUNCHAIN(旧Conexus)に、前身の時代から初期メンバーとして参画していました。私はハードウェアとAIの境界、いわゆるPhysical AIの領域で、AIを活用したロボットの仕様策定や試作、開発生産を担当する中国本土のエンジニアとの交渉などを担当しました。

参画の経緯

AIスタートアップの多くはソフトウェアだけで完結します。ところがAIを物理的な機器として人の手元に届けようとすると、回路、機構、無線、量産性まで見通せる人材が一挙に必要になります。Conexusはまさにこの不足を補うために私を招き、ロボコンから事業開発まで一貫して経験してきたことがそのまま必要とされました。

担当した業務

ロボットの開発では、ハードウェアの要求仕様を文書化し、開発生産を担当する中国本土のエンジニアと調整を重ねました。資料は英語と中国語が混在します。他にも、通信方式や自己位置推定といった要素技術の検討・評価、生成AIを組み込んだ対話関連の試作、画像認識関連の開発に関与しました。

ポートレート在籍当時のポートレート

「こういうことをAIにやらせたい」という企画側の言葉は、そのままでは製品になりません。どの部品を使用し、どのような回路を構成し、どの程度の単価で量産するのか。抽象的な要望を具体的な設計へ翻訳する人材が介在して、初めてAIは物理世界に登場します。この翻訳が、私には最も興味深い仕事でした。

総括

UNCHAINはその後、資金調達を経て成長を続けています。製品の形が確定していく草創期に、初期メンバーとして関与できたことで、自身の技術が自社の外部でも通用するという確信を得ました。ここで習得した、要望を仕様へ変換する要領と海外エンジニアとの開発手法は、現在の自身の開発にもそのまま応用できています。